1月のすたひろ


 そんな訳で4日ほど裁判員して来ました^^;


 なかなか貴重な体験が出来たと思うけど、人の人生にダイレクトに介入するのはなかなかしんどいもので、判決は未だにあれで良かったのか悩んだりもしてます。


 まぁ事件自体は死傷者の居ない放火なんで、それ自体がトラウマになることは無かったんだけど、被告人が精神遅滞の方と言うことで、そのことがどれほど情状酌量の余地があるのかが議題でした。
 被告人の家庭事情や今までの人生なんか聞くと可愛そうで仕方がないんだけど、やったことは悪いこと、特に偶々運が良く早めに消火でき死傷者0だったけど大惨事になってた可能性が十分にある案件。 軽い量刑にも出来ず、裁判員裁判官が堂々巡りな意見を交わす中で、やっとのこと量刑を決めました。
それでも誰一人スッキリはしてなかったんじゃないかなーと思います。 


 あ ちなみに裁判員が終わったら、ブログとかでも語って良いとのこと何でコレ書いてます。 基本的に傍聴席で聞けるような事は全部発表して良いそうな。
ダメなのは評議室での裁判員と裁判官との評議の内容だそうです。 


 裁判自体は裁判官や検事、弁護士の方が裁判官に分かりやすく進行をしてくれるので大変分かりやすく、私でも大丈夫なの?って不安は杞憂でした。
 つか裁判員裁判はある程度、検事弁護士等が打ち合わせをしてから
審議を始めるようで、裁判の目的はいかに裁判員に分かりやすく説明するか
ってことみたいです。


 時間が余った時に見学した、裁判員裁判以外の裁判では、検事と弁護士がその場で意見を言い合って、新事実に場が騒然としたり、ちゃんと二人が争ってて緊張感があったんですよね、そこいくと裁判員裁判は二人が争ってるって感じが無く(打ち合わせの段階で全ての証拠を提示してるので)、舞台を観てるような感じだったのよね。
 まぁこれに関しては今回の被告人が特殊だったからって事もあるそうで変な偏見は持たないでねw


 つか今回担当してくれた裁判長が凄くいい人でねー。
いつもニコニコしてて物腰柔らかで、評議の進行もみんなに分かりやすくなるよう気遣ってくれて、なんかお父さんにしたい裁判長1位を上げたいくらい素晴らしい人だったw
 俺が捕まった時には是非にもあの方に裁かれたいとマジ思う! 捕まらないけどな!!


 しかし素人に1から裁判のことを教えて、そんな学校の先生みたいなこともしなくちゃ行けないなんて裁判長も大変だなーって思ったよ。


 他の裁判官二人の方も裁判員の方々も良い方ばかりだったので。人間関係的には当たりな裁判員裁判だったんじゃないかと思います^^

 
 裁判員の年齢層は下は23歳上は70歳と中々バラエティに飛んでました。
高校の先生や、普通の主婦やらOLやら漫画家やらw 
 今まで関わり合うことが無かった人々が、お互いの人生観を元に議論を交わす、これはホント貴重な体験をしたなーって思いましたな。
 最後はそこそこ仲良くなった4人で宝くじを買って解散しましたよーw


 結果200円当たり。 
フッまだくじ運連鎖は途切れて無いぜ!!