【あるゾンビ少女の災難】
「あるゾンビ少女の災難」という小説を読んでみた。
ジェイソン系のスプラッタホラーを殺戮者側から描いた着眼点が面白いなーとか思った。


 まぁゾンビ少女はジェイソンみたいな完璧な殺戮者ではなく 100年前の価値観で天然ボケで善人なお嬢様ゾンビなので 現代の人間(大学生達)の抵抗に結構簡単にボロボロにされてしまう。それでも健気に奪われた秘石を取り戻すために 文字通り身を削りながら1人1人殺していく話。 
 殺すといっても 一緒に目覚めた彼女のメイド(知略担当毒舌ロリッ子身体能力人間以下)がけしかけたりで ゾンビ少女的には不可抗力だったりします 結構残虐だけど^^;


 人間側がちょっと優秀過ぎる気がするけど まぁタイトルがゾンビ少女の災難じゃ 仕方ないかな? もうちょっと殺し合いに対する恐怖や緊張感があったほうが良いかなとは思った。 主人公に感情移入させるためにあえて人間側が怯える描写を出さなかったのかもしれんが。
 

 ゾンビ少女とメイドのキャラが良く エンタメとして結構楽しめました。 個性的なゾンビアクションとか映像化したら面白そうだなー。

あるゾンビ少女の災難

あるゾンビ少女の災難


ライラの冒険
 ライラの冒険を観てきました。 魍魎の匣の時観た予告編で気になってたのよね。
 まぁ十中八九駄目と思って観たせいか結構楽しめました。
つーかライラ役の子が良いね。 凄い個性的で生意気な可愛さが良かった。


 話自体はたぶん原作をかなり駆け足で進んでる感があった。
ライラは全三部作なんだけど 今回は前提条件 素材を見せただけで謎が何一つ解決されないまま終わってる。 だから正直ストーリーに関しては判断が下せない。 面白そうな要素は含んでると思う。


 帰りに原作本をちらっと見たら 映画は第一部「黄金の羅針盤」の途中までしかやってない事を知る。
 第二部では舞台がガラッと変わると映画の冒頭で言ってたのでどうするつもりなんだろ? 構成的にも第一部は第二部の舞台に旅立って終わる物と思ってたんでちょっと違和感はあったんだよね。
 第二部の冒頭であらすじ程度に処理するのか それとも「黄金の羅針盤2」をやるのか? 


 たぶん原作読んでる人には叩かれてるのかなーって気がする。


 個人的に好きだったのは、この世界の人間は常に自分の魂の具現、ダイモンという動物を連れてる。 痛覚なども主人とリンクしててどちらかが死ねば片方も死ぬ設定、この設定がバトル時に映像で結構良い効果を出してる。
 ダイモンが消滅するとき炎みたいな効果が出るんだけど、合戦時なんかは至る所からその炎があがり美しい。 それに戦い方も人を狙うパターンとダイモンを狙うパターンとあり、ちょっと面白かった。
 ただ全部の攻撃が一撃必中過ぎて笑った。 人間脆すぎ。

 
 あとはもうちょっとライラの特技が舌先三寸って所を見せても良かったかな? そう言う見せ場はあるんだけどちょっと弱かった気がする。


 総評すると原作ちょっと気になるなーって感じでした。
軽く読んでみるかな? 

黄金の羅針盤〈上〉 ライラの冒険

黄金の羅針盤〈上〉 ライラの冒険

黄金の羅針盤〈下〉 ライラの冒険 (新潮文庫)

黄金の羅針盤〈下〉 ライラの冒険 (新潮文庫)

【その他細々感想】
 とらドラの漫画版を読んだ。
絵も可愛いし かなり面白ニヤケた。小説も読んでみようかな?
 ただ表紙で損してる気がするのう。個人的には好きなデザインなんだけど 商売を考えると小説版の表紙っぽくした方がウケがよろしかろう。 里見さんの仕事らしいと言えばらしいが^^;


 皇国の守護者の小説に手を出してしまった。
漫画の続きの2巻のラストから読み始めてる。 まだちょっとしか読んでないが 漫画版絵が頭に残ってるおかげで読みやすく感じる。


 おとぎ奉り拾壱巻を読む。
物語は最終章。 街に魑魅魍魎があふれ出す。
ハッキリいってその描写がえぐい! 人間煮込むなよ!
 帯に青龍散るとか描くからてっきり蝦夷さん死ぬのかと思ったら 人質になっただけだし!
 ああ! ラスボスが男色家だからそう言う意味での散るなのか!
え 蝦夷先生ーーーーー!! あぁーーーーーーーーーーーッ!!

とらドラ!(1) (電撃コミックス)

とらドラ!(1) (電撃コミックス)

おとぎ奉り(11) (Gum comics)

おとぎ奉り(11) (Gum comics)