【ちゃんと描いてますからっ! 】
星里もちる「ちゃんと描いてますからっ!」がとても良い設定で困ったw
- 作者: 星里もちる
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2011/04/13
- メディア: コミック
- 購入: 7人 クリック: 90回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
ある時期からネームまでしか描かなくなった駄目漫画家の父に代わって、姉(中1)妹(小5)とアシスタントさんとで原稿を仕上げてうんぬんかんぬん。
姉がアナログ人物作画、妹がコミスタでトーン加工、アシさんが背景とか
現実的になんとかなりそうって言うギリギリのラインを保ってるのが良い。
実際この漫画自体そうやって描かれてるんじゃないかと思えるのが困る。
(りびんぐゲーム以来星里作品に触れて無いが、絵が荒くなった印象があるので(失礼))
このお父さんが結構な駄目人間なんだけど、同じ作家としては共感出来てしまうのです。
自分が描かない事を棚に上げて、娘が描いた絵の方が評価が高くて娘に嫉妬して文句言うとか、
父としては最低なんだけど、作家としては解ってしまう。
基本精神子供なんですよ、漫画家なんてね^^;
娘が自分の生活を犠牲にしてる部分もしっかり描かれているので、このお父さんにはもうちょっとしっかりして欲しいな〜とは思います。
自分も似たような漫画描いてるんで、あまり強く言えませんけどね!!
でも考えてみると、自分の作家としての基盤に「りびんぐゲーム」は結構根差してる気がするなー。
おたく好みの設定でいて読者を甘やかさない姿勢とかw いずみちゃんの過去とか当時結構心えぐられたよねー。